どれを読んでも面白い!ハズレ無しのおすすめ本【随時更新】

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173. ブチ抜く力

復活した、かつてネオヒルズ族の渾身の成功法則

ブチ抜く力』はかつて「秒速で1億円稼ぐ男」として有名になった与沢翼氏の著書です。もうちょっと太ってた記憶があるので、一瞬「ダイエット本かな?」と思いましたが、ちゃんとしたビジネス本でした(笑)この本、今すごく売れてるみたいで、amazonでも一時的に「入荷待ち」になってます。全然しらなかったんですが、著者は2014年に事業に失敗して会社を解散させてたんですね。その際に一度、文字通り無一文になったそうです。ただその後、2018年までの4年間で仮想通貨リップルで14億円を儲けたりして、劇的に復活したみたいです。まぁ以前のネオヒルズ族っぷりもすごかったですが、まぁなんでこんなに何度も何度も大金を手に入れられるんだと興味をもったので、出張のお供に読んでみました。

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著者が一番強調してるのはタイトルとおり「ブチ抜く力」。ブチ抜く為に、自分の力や時間を1点に集中させること。自分が取り組んでること以外のことは一切やらないこと。飲み会も行かない。おしゃれもしない。とにかくひたらすら一つの事に集中し、これ以上無いほど、一意専心すること。そうすることで圧倒的な成功を収める可能性が極めて上がる。誰でも出来るけど、ほとんどの人がしないこの取り組みこそ、極意である、とのことでした。

読了してみた感想としては、自身が実践してきた成功のキモを、読み手に対して、とても真摯に伝えようとしているな、ということでした。著者は、自身が投資するにあたってめちゃくちゃ勉強してます。決して、誰かの意見に乗っからない。勉強して、勉強して、あらゆる悪いストーリーを立てて、それに反論出来るか検証する。そこまでして思惑が外れたら、もうそれはそれで仕方無いと思えるほど勉強した結果、確信を持って投資をしています。一見チャラく見える著者ですが、それくらい努力をしているからこそ、人の何倍も成功率が高いんでしょうね。反面、著者は決してスーパーマンでは無く、また色んな事を同時に出来るような器用な人間でも無い、ごく普通の能力の人であると述べています。だからこそ、自分のやり方は多くの人が真似出来るのではないかと考え、この本を書き上げたんでしょうね。だって著者の資産からすれば、もはや本の印税、収入などそこまで欲しいものでもないでしょうし。一部、自身のダイエットについて熱弁を奮ってるページは、まぁ別にいいかなと思いましたが(笑)、投資についての考え方はとても参考になった本でした。

ブチ抜く力

171. 幻夜

名作『百夜行』の続編

幻夜』は東野圭吾の傑作『白夜行』の続編といわれている長編小説です。百夜行と連続で読んでしまいました。『幻夜』単体でも物語として成立していますが、できれば『百夜行』を読んでから本作を読まれることをオススメします。その方がより深みを感じ、数倍楽しめると思います。

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さて物語は1995年、主人公新海美冬と水原雅也が阪神大震災で被災したところから始まります。百夜行が1992年までの物語ですので、あれから3年という設定ですね。雅也の父は震災の直前、抱えきれない負債と不景気による工場倒産を苦に首吊り自殺してしまいます。父の死により得るはずの生命保険金は、突如現れた自称債権者である叔父により、奪い取られようとしています。まだ20代の息子、雅也に為す術はありませんでした。そんな夜、阪神大震災が訪れます。街は焼け野原になり、通夜に出席して、そのまま宿泊していた叔父も瓦礫の下敷きになっていました。しかし叔父はまだ息がありました。助けてくれといった目でこちらを見ています。雅也は何も言わず瓦礫で叔父の頭を殴り、殺しました。「大丈夫、この震災で多くの人が亡くなっている。この件はバレない」そう思った矢先、自分に対する冷たい視線を感じます。そう、その現場を唯一目撃していた人間こそ、もう一人の主人公、新海美冬だったのです。秘密をかかえた二人は、そのまま故郷を離れ、東京に逃避していくのです。

さすが東野圭吾でした。物語の7合目まで疑問がどんどん増殖していきますが、終わり間近で、それまで蓄積していた疑問を一気に解消する展開は流石の一言です。また百夜行ほどではないものの、この分厚い長編小説を一度も中だるみなく、読み飽きさせない素晴らしい文章力も抜群です。とにかく最後までワクワクしながらページをめくれる物語でした。ただ個人的にはラストシーンはあまり納得がいっていません。「えー、そういうオチなの??」って感じでした。百夜行と比較すると、今回は主人公二人、とくに雅也の心理が表現されてしまってるのが結果的に残念だったかも?という気がしました。このシリーズは3部作という噂もあります。まだ執筆を始めたという話は聞いたことがありませんが、なんとか3作目、読まして欲しいものです。

幻夜

<その他の東野圭吾本>

白夜行

ナミヤ雑貨店の奇跡

マスカレード・ホテル

170. 白夜行

東野圭吾の最高傑作

白夜行』は多くの東野圭吾ファンから最高傑作と評価されることが多い長編小説です。なんといっても分厚い。文庫本なのに厚み5cm以上あるんじゃないでしょうか。その厚さゆえ、なかなか頁がめくれず、積読状態のままになっている人も多いとか。私はたまたま宿泊出張があったので旅のお供に連れていきました。面白い!とまらない!移動時間やホテルで読みふけった結果、初日で半分くらいは読み終わりました。その時点で、間違いなく自身のベスト10入りは確信しました。次の日、羽田空港で読みかけの本をホテルに忘れたことに気づいたときは泣きました。当然、このままで終わる訳にはいかず、メルカリで2冊目の白夜行を購入し、先日ようやく読了しました。

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物語は1973年の大阪で、一人の質屋の親父が殺されたところか始まります。容疑者は次々浮かぶものの、結局事件は迷宮入りしてしまいました。白夜行は、その事件の「被害者」の息子である桐原亮司と「容疑者」の娘である西本雪穂の二人の事件後の物語です。二人の人生が交わることはありませんでしたが、その後も不思議と二人の周りには奇怪な犯罪が多く発生しました。何か因果関係があるのか?それともたまたまの偶然か?そうしていくうちに19年が経過しました。

本作では二人の心理は一切表現されません。読者も二人が関係あるのかどうか含め、真実については最後まで類推するしかありません。854頁の分厚い小説もページ数が少なくなるにつれて、この残り頁でどうやって結末を導くのだろうと少々不安になりながら頁をめくります。反面、800頁以上読んだあとでも、少し終わってほしくない気持ちも残ります。それくらい面白いミステリーでした。しばらく東野圭吾の虜になりそうです。読了後、「幻夜」という続編があることをしり、早速ポチりました。TV化、映画化もされてる様ですが、できれば原作から入っていかれる方がより深く味わえるのではないでしょうか。間違いなく傑作です。超絶オススメです。

白夜行

<その他の東野圭吾本>

ナミヤ雑貨店の奇跡

マスカレード・ホテル

168. ザ・コピーライティング


80年以上前から読みつがれているコピーの名著

ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則』は80年以上前から読み続けられている広告の神様ジョン・ケーブルズの広告コピーのハウトゥー本です。ただ大昔の本と侮るなかれ。この本1冊から学べることは現代の他の指南書の10倍以上はあると思います。この本さえ読めば、他のコピー本は読まなくてもいいくらいです。

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「私に5日間ください。魅力的な性格に変えてみせます。」「難聴の方々がささやき声まで聞こえるようになります。」「賭けたのは切手代。2年後に3万5,840ドル儲けました。」どうでしょう?いずれも魅力的なコピーだと思いませんか?これらのコピーはいずれもこの本でのレクチャーのための参考コピーです。本書では、見出しに必要なのは1.得になること、2.新情報、3.好奇心、4.手っ取り早く簡単な情報の4項目である。それらを満たしていないコピーは消費行動に微小な効果しかもたらさない。また4項目の優先順位を把握していなくても、やはり十分な効果をえることはできない、といった内容がまとめられています。他にも「最大数の顧客にアピールする方法」や「どんぴしゃりの訴求ポイントを見つける方法」など見出し広告の有益なテクニックが分厚い本の中に数多く網羅されているとても役に立つ本です。

もちろん80年前にブログはありませんでしたが、現代のブロガーにとっても、とても有益な情報が多いです。よくブログ教本でSEO対策の為にタイトルのリライトとか指南されてますよね?「検索にひっかかりやすいワードを入れよう」とか。まぁ間違ってはいないんですが、みんなが同じやり方をしたら、結局一番パワーの強いブログが常に検索上位になっちゃいますよね?すなわちそれは全員がハッピーになれるやり方ではなのです。であれば読者に訴求するタイトルを生み出せる力を、この本で身につけるトライをしてみてはいかがでしょうか?なかなか役に立つ本でした。

ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則

166. マスカレード・ホテル

犯人が気になりすぎて、一気読み

マスカレード・ホテル』は東野圭吾が2011年に発表した長編ミステリー小説です。最近特に映画化で話題になっていたので、空港の書店で見かけて選んでみました。読み始めたらもう、全ての移動時間と家での時間を使って一気読みしてしまいました。とにかくテンポがいいですね。あと純粋に犯人が気になる。娯楽としてばっちりなエンターテインメント小説でした。映画の影響か、主人公がキムタクと長澤まさみに見えてしまいます。もちろん小説の方がキャスティングより先ですが、あの二人なら実写化してもバッチリはまるんじゃないでしょうか。

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物語の舞台は都内の超高級ホテルです。警察によれば、都内で最近、連続殺人事件が発生している。その4件目の殺人事件がこのホテル起こる可能性が極めて高いことが判明。しかも10日以内に、である。ただし容疑者も狙われている人物も現時点では一切不明。わかっていることはこのホテルで殺人が行われようとしているということだけであり、よって容疑者は宿泊客、ホテル従業員及びホテルに出入りする業者の全員であるとのこと。そういった事情からはホテル側は、潜入捜査官として5名の刑事を受け入れることを承諾する。直接宿泊客と接するフロントホテルマンには新田という30代の刑事が配属され、その新田の指導係として優秀なフロントクラークである山岸尚美が任命された。全く別の世界で生きてきた二人は、当初は衝突ばかり繰り返していたが、次第にお互いの高いプロ意識に気づき、事件解決に向けて協力しあうようになる。

東野圭吾のミステリーは様々な伏線が張られるので、色んな人間が犯人の可能性があると思えてしまい、僕は最後まで犯人がわかりませんでした。それだけに続きが気になり、結局一気読みしてしまうほど面白かったです。なんだかんだで本棚の東野圭吾のシェアが拡大中ですね。あと読了後に映画版キャストを確認して、「あぁこの人が犯人ね」ってほくそ笑んでしまいました。

マスカレード・ホテル

165. 人間椅子

短編小説No.1

人間椅子』は江戸川乱歩が1925年に発表した小説です。江戸川乱歩というと小さい頃に名探偵明智小五郎シリーズをよくテレビで見ていた記憶があります。変装の名人明智小五郎がクライマックスで正体を晒すシーンがお決まりでしたね。さて本小説はわずか30頁強の短編小説です。本当に短時間で読めてしまいます。ただ読了後のインパクトはとんでもないものがあります。芥川龍之介の「羅生門」や「鼻」、森鴎外の『高瀬舟』なんかも代表的な短編小説ですが、インパクトでいえば、それらを遥かに凌ぎます。他の長編小説も含め、おそらく数年後により記憶に残っている物語はこの『人間椅子』でしょう。今のところ、僕の中で短編小説No1です。

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本作は女性作家の佳子ととある椅子職人の物語です。ある日、佳子の元に一通の匿名の手紙が届きます。普段ならファンレターの一つとしてそこそこに読み流すところですが、その手紙の内容はファンレターではなく、全く見ず知らずの椅子職人からのある罪に対する懺悔の手紙でした。なぜ自分にそんな告白をするのか解せぬまま読みすすめていくと、そこには佳子が今までに考えたことも無いような吐き気がする罪が告白されているのでした。

この物語を読んで、江戸川乱歩という人はどんな性格だったんだろうと、興味を持ちました。読了後の先入観としては、かなり偏屈だったり、意地悪だったんじゃないか?といった予想です。それくらい読者を弄ぶ小説だったからです。実際にwikiなどで調べてみると、若い頃はかなりの人嫌いだったそうですね。学校なんて大嫌い、病室のベッドの上とかがこの上なく居心地がいい、納得行かずに何度も連載中絶など。やはり変な人でした(笑)戦時中にお酒を覚えたこともあり、戦後は人が変わったように人付き合いできるようになったみたいですが、本作はまだ戦前の「変な人」時代の乱歩作品であり、本作を読めば私と同じ様に作者に意地の悪さを感じつつ、悔しいけど興味を持ってしまう人も多いんじゃないでしょうか。

人間椅子

164. 永遠の0

英霊たちをもてはやす必要はない。ただ敬おう。

永遠の0』は太平洋戦争、ゼロ戦、特攻をテーマにした百田尚樹のベストセラー小説です。販売部数は300万部を突破したとか。TVドラマ化や映画もしてますのでご覧になられた方も多いかもしれませんね。僕もTV版はちょっとだけ観ていたので、なんとなくのストーリーは察してましたが、最後まで観てなかったので改めて文庫本を読んでみました。なんでこんな事がわかるの?というくらい各地での戦闘状況やゼロ戦の仕様などが詳細に描かれており、相当な量の取材のあとが伺いしれます。そしてこの物語を通じて、一人でも多くの日本人に、先の戦争で行われた最悪の戦術「特攻」というものの真実を伝えたかったのだなと感じました。

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物語は佐伯健太郎と姉の慶子の祖母が亡くなるシーンから始まります。祖母が亡くなったあと、祖父から「実は自分は本当の祖父ではなく、本当の祖父は特攻で亡くなったのだ」という真実を告げられます。2人は自分たちの本当の祖父がどんな人だったのか?に興味を持ち、数少なくなった祖父と共に戦った人達を、順次訪ねてまわります。祖父についての評判は好悪様々でした。ただ意見が一致していたのは祖父はその時代としては珍しく、とにかく「生きよう」としていたということ。今日では当たり前かもしれませんが、当時の日本ではそれは「臆病者」「卑怯者」と見做されるのでした。

物語は十二分に面白いです、特に後半が。ただ著者は、国を思い、自らの命を投げ出した兵士達が、戦後、マスコミや一部の学者により「殺されても仕方がない残虐非道な日本兵」といったレッテルをはられていたことに耐えきれず、兵隊達の汚名を晴らす為に、この本を書いた様な気がします。そして多くの人に真実を知ってもらうために、渾身の力で面白くして、出版したのではないでしょうか。多くの帰還兵が帰国後、ひもじい思いをしたそうです。それって何かがおかしい気がしませんか?この本が多くの人に読まれて本当に良かったと思いました。まだ未読の方はぜひ。

永遠の0

163. 真珠夫人

韓流ドラマの様に高速に展開する通俗小説古典

真珠夫人』は大正九年に発表された菊池寛の新聞小説です。巻末解説の川端康成も言葉を借りると大正時代の「通俗小説」になります。ある年齢以上からは、どちらかというと昼ドラのイメージが強いですね。当時、多くの奥様方がハマっていました。僕は既に働いていたので昼ドラは観てませんでしたが、当時はかなりブームになっていたので当然タイトルはしっており、また当時ハマってた奥さんからも内容を聞いていたので、大体のイメージは持っていました。ただ結論からいうと小説と昼ドラはかなり内容が違います。読了後にwikiで調べましたが、昼ドラの方はかなり内容が脚色されてたとか。ですので昼ドラを観ていた方も、新鮮な気持ちで読むことができると思います。

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物語は大きく前編と後編に分かれます。前編は主人公瑠璃子に突如訪れた悲運がメイン、後編はその後、妖婦と化した瑠璃子と、瑠璃子に関わった人達の物語です。特に後半の妖婦時代は、極めて傲慢な貴婦人となります。しかし、それでもどこかに憎めず、魅力がある不思議なキャラクターでした。

新聞小説という特性からか、毎話3〜5頁くらいのまとまりで構成され、読者を飽きさせない為にテンポよく物語が展開していきます。まるで朝ドラや昼ドラを観てるような感覚で読むことができます。大正時代の物語ですので、旧字体や古い言い回しも多いですが、菊池寛の洗練された表現力のためか、全く古くささを感じず、下手な現代の小説より遥かに読みやすいです。古典として長く読み続けられる物語は、やはり文章の美しさが格段に違いますね。

小説や映画にはいろんな「面白い」があると思いますが、「真珠夫人」は通俗小説ですので、韓流ドラマ的なおもしろさという形容が一番適しているかもしれません。毎回毎回ハラハラしたり、「このあとどうなるの?」と続きが気になって仕方がありません。かといって決して軽薄な内容ではなく、きっちり古典としての深みも持ち合わせている小説です。フォロワーさんに薦めて頂いて読んでみましたが、とても良かったです。wikiはあらすじを書きすぎているので、できれば前情報無しで読んでみて下さい。おすすめです。

真珠夫人

162. 男ともだち

きっと好き嫌いがハッキリわかれると思います

男ともだち』は千早茜の2014年の小説です。なんか共感できる人、出来ない人が極端に分かれる小説だろうなぁ…と思います。千早茜の入り口は尾崎世界観との共著『犬もくわない』だったんですが、あの本のザラツキ感が好きだったので、2冊目を読んでみました。千早茜は、こじらせ女子の描き方がとても上手いですね。あと「男はこう見られてるんだなぁ。。」「男をよく見てるなぁ」とつくづく思います。

さて、物語は、お互いに熱量が無くなりつつ、とりあえず一緒に暮らし続けてる恋人と、自分が都合のいいときだけ連絡してくる妻子持ちの医者、そしてなんとかイラストレーターの仕事でメシを食っていけるようになった主人公カンナの3人から始まります。

ちゃんと恋人もいて、まぁ褒められたことではないけれど愛人もいて、仕事もようやく軌道に乗りはじめたのに、何かいまひとつ物足りなさを感じてるカンナ。そんなカンナにある日、大学時代の友人、ハセオから7年ぶりに連絡が入ります。

「女紹介して」

「相変わらず!」

二人の間に7年の時差は無く、あっという間に軽口を叩き合える、昔の距離感に戻ります。女に不自由しないハセオ。何度も一緒に寝泊まりしたハセオ。しかしカンナはハセオとは一度も一線を超えた事がありませんでした。ハセオはカンナの”男ともだち”だったのです。あの頃は。

161. 食堂かたつむり

人に薦めたくなる本

食堂かたつむり』は小川糸の2008年のデビュー作です。物語は、主人公倫子のある1日から始まります。ある日、インド人の彼氏が待つアパートに帰ると、そこには家具も、冷蔵庫も、照明も、カーテンも、そして貯金とインド人も、何も残っていませんでした。まるでお部屋探しの内見で訪れた様な空っぽの部屋。

「ここは本当に私の部屋か?」

唯一残っていたのは、祖母の形見であったぬか床だけでした。ぬか床以外、全てを失った倫子は、その日のうちに故郷に帰ります。帰り道、もう一つ失った物に気づきます。それは、彼女の”声”でした。

口がきけないまま、故郷に帰った倫子は、ずっと反りが合わなかったスナックを経営するおかんに頭を下げ、1軒の蔵を借ります。そこで彼女は、昔なじみで愛する奥さんに逃げられた熊さんに色々助けてもらいながら、1日1客限定の食堂「かたつむり」をオープンします。

「かたつむり」は不思議な力を持っていました。直後に、料理を食べた者の願いが叶ったり、幸せが訪れたりするのです。熊さん、最愛の人を失った老婆、若きカップル、「かたつむり」は訪れた人を次々と幸せにしていきました。もしかしたら声の代わりに神様が授けてくれた力なのかもしれません。そんな「かたつむり」に、本当に幸せにしなければならない人が訪れます。。。描写がとても美しく、そしてほっこりした、人に薦めたくなる本でした。

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160. 日本軍兵士

無念な祖先を尊ぶと共に、”ダメ組織”を理解しよう

2018年の新書大賞『バッタを倒しにアフリカへ』が大好きだったこともあり、2019年の新書大賞『日本軍兵士アジア・太平洋戦争の現実』を読んでみました。全く別テイストでした。

犠牲者310万人のうち、その9割は配色濃厚になった1944年以降に亡くなったそうです。しかもその中で、まともに戦って亡くなった方はほとんどいらっしゃらなかったみたいです。行きたくもない戦争に無理矢理いかされて、一矢も報いること無くただ命を失うだけなんて、無念ですよね。

太平洋戦争では日本軍は作戦・戦闘を全てに優先させた結果、補給・情報・衛生・防禦・海上防衛などを軽視してました。戦地での深刻な食糧不足を引き起こし、1944年以降の栄養失調や免疫の低下によるマラリヤ・赤痢発症による死は戦死者の6割以上にのぼったそうです。他にも30万人を超える海没死や、戦場での自殺と「処置」、辿り着く前に撃ち落とされた特攻など、「死ぬ気でやればなんとかなる」的な軍トップの精神論により、多くの日本兵たちが、戦うことすらできずに命を落としていきました。

失敗の本質』とあわせて”ダメ組織とは?”を理解するのに、よい1冊だと思います。

159. FACT FULNESS

ほとんどの人は世界を、実際より残酷なものと認識している

FACTFULNESS10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』は私達が思いのほか、間違った先入観に支配されていることを気づかせてくれる良書です。いわれてみれば、そうだなぁと。例えば、下記の問いをされた時、どういった答えをイメージするでしょうか?

・世界の平均年齢は何歳くらい?

・高所得国、中所得国、低所得国、シェアが最も大きいのはどれ?

・低所得国において女性が初等教育を受けている割合は?

・世界で予防接種ワクチンを受けてる子供の割合は?

・世界の電気や飲める水道の普及率は?

大半の方が、事実よりも悲観的な答えを回答してしまいます。たしかに。我々は、なぜか「世界は悪くなっていく、悪いままである」と思い込んでおり、潜在的に実際よりも怖く、暴力的で、残酷だと考えているからです。

本書は、そういったデータを見る上で、従前の無意識の思い込みの危険性を我々に気づかせ、先入観にとらわれず正しい判断をするためのネガティブ思考の脱洗脳をしてくれます。思えば世の中の名経営者たちは、「人と違うことをする」「人が当たり前と思っていることにを疑問に思う」といったところから常にスタートしてますよね。

きっとそういうことなんでしょう。思考の錆落としの一冊としていかがでしょうか?

158. 西の魔女が死んだ

大人でもおばあちゃん家に帰った気持ちになれる本

西の魔女が死んだ』は梨木香歩の小説で、2008年に映画化もされている1994年の小説です。新しいクラスに馴染めず、不登校になってしまった主人公のまいは、しばらく田舎のおばあちゃんの家で暮らすことになりました。

「まいはえらいね」「まいは上手だね」

おばあちゃんの穏やかで優しい手ほどきと、都会にはない豊かな自然の中で、まいは次第に自信を回復していきました。そうして立ち直り、大好きなおばあちゃんの元を去る直前に、まいはおばあちゃんと些細なことで大げんかをしてしまいます。

仲直り出来ぬまま2年がたったのち、届いたのはおばあちゃんの訃報でした・・・

「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、何も恥すべきことはありませんよ。サボテンは水の中にはえる必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか。」

おばあちゃんの教えは、いつも優しく、温かかった。

全部で200頁くらいでしょうか。できれば小学生か中学生くらい、もしくは学校に上手く馴染めないのお子さんに読ませてあげて下さい。僕は「星の王子さま」よりこちらの方が好きでした。

156. 本屋さんのダイアナ

全ては本のようにはいかない。でもいつも本が力をくれる。

本屋さんのダイアナ』は柚月麻子の”大穴”と書いて”ダイアナ”と呼ぶ名を付けられたキャバ嬢の娘と、幼い頃から何の不自由なく行きてきた綾子の二人の成長を描いたダブルヒロインの物語です。

小3の時に同じクラスになったダイアナと綾子、お互い自分に無いものを持つ相手に惹かれ、すぐに無二の親友となります。しかし時の流れや些細なボタンの掛け違いにより、二人はしばらくして別の人生を歩むことになります。

「もう会うこともないのかな」

二人は歩み寄る機会を見つけられないまま、大人になってしまいます。この感覚、誰もが経験したことありますよね。

2人のヒロイン以外にも二人の両親や小学校からの幼馴染、大人になって出会う人々など、それぞれのキャラがしっかり立っているので、読む人によって感情移入するキャラが違うかもしれません。僕はダイアナの母、ティアラが好きでした。

「うちはバカだけど、そがうちの個性じゃん。誰にも迷惑かけないで生きてるだけで、十分うち、がんばってるもん。うちはうちじゃん。オンリーワンじゃん。」

人におすすめできる小説でした。

155. 告白

恐るべき復讐

告白』は港かなえのデビュー作で本屋大賞受賞作品です。

何のプロローグも無く、物語の1行目から異様な雰囲気で始まります。どうやらここは教室。そして生徒に向けてしゃべってるのは担任。終業式の様です。その教師は1ヶ月前に最愛の娘を亡くした。そして本日を持って教師を辞任する。教師は演説の途中で驚くべき告白をします。

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」

物語は全6章で構成され、第1章では教師であり母親の森口の目線、続いて各章で犯人、その家族など様々な登場人物が自分たちの目線で事件の真相について語っています。森口の衝撃の復讐方法とは…

湊かなえの”読ませ力”凄いです。他の作品も読んでみたくなりました。

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154. Aではない君と

最後まで吸い込まれ続ける少年犯罪の物語

Aではない君と』は少年犯罪の加害者側の親となってしまった家族の物語です。

建設会社のエリート営業マンの吉永。数年前に妻とは離婚したものの、新しい恋人もでき、仕事も順調だった。そんな吉永の人生は、元妻からの一報で一変する。

「翼が…逮捕された…」

元妻と暮らす一人息子が、同級生の殺害容疑で逮捕された。

「いったい何が?」

動機も、原因もわからないまま翼の元へ駆けつける吉永。しかし、面会した息子は一切自分を見ようとせず、ただひたすら無言を貫くのみでした。

「なぜ…」

センセーショナルな少年犯罪事件のため、毎夜マスコミが騒ぎ立てます。ヒステリックになる元妻。会社にそんなことをストレートに言えるわけもなく、ただひたすら一人で苦しむ日々が続きます。その後、何度も面会を重ねるも、ついに息子の口から事件の真相を語られることはありませんでした。そして親子は審判の日を迎えます。

「なぜ俺は、あの電話に出なかったんだ」

吉永は事件のあったあの日、息子からの電話に出なかったことを激しく後悔したのでした。

犯罪加害者の親というのは一体どんな気分なんでしょう。でも自分に置き換えると、やはりどんなに世間から非難されても子供を守ろうとするかな。得てして子供がグレる要因というのは、親の余裕の無さや過剰な愛情の場合が多いですよね。引き込まれる吸引力のある小説でした。お子さんをお持ちの方に是非。

153. おまじない

人生の転機に背中をそっと押してくれる魔法のひとこと

おまじない』は西加奈子の8人の女性の物語を詰め込んだ短編集です。

人生の転機に思い悩む女性たちが、物語の中で、思いがけない人からそっと自分の背中を押してもらえるような魔法のひとことを与えてもらいます。

「あなたを救ってくれる言葉が、この世界にありますよう。」と著者のコメントが帯にあるように、もしかしたら読者の背中を押してくれるひとこともあるかもしれません。個人的には「オーロラ」が好きでした。ちょっと酸味のあるコーヒーを飲んだあとような、読後感です。女性におすすめの本です。

152. 朝が来る

読了後、深い余韻が残る小説

朝が来る』は子を産めなかった女性”佐都子”と子を手放さなければならなかった女性”ひかり”、それぞれの生活とその後の運命を描いた辻村深月のヒューマンサスペンス小説です。

なんだろう、この読後感は…読了後、とても深い余韻がしばらく続きました。メインテーマは「人を信じる」ということ、サブテーマは「不妊治療」と「特別養子縁組」です。不妊治療の苦しさや特別養子縁組という制度についての負の側面もリアルに描かれています。男としては「女性はそんな風に感じるのか」と考えさせられる部分も多かったですね。

物語は子を産めず、数年前に生まれたての赤ん坊を養子として引き取った佐都子の元への1本の電話から始まります。電話口の女性は言いました。

「子供を返して欲しいんです」

前半は子供を引き取った佐都子とその家族の生活、後半は子供を生んだひかりの人生について描かれています。おそらく大半の方は、ひかりの方に感情移入してしまうのではないでしょうか。ごくごく普通の女の子だったひかりは、幼くして子を授かった事をきっかけに波乱の人生を迎えることになります。「いろんな大人に裏切られた。」少なくとも、異常な精神状態の中でひかりはそう受け止めてしまいます。

親、恋人、恩師。自分が一体何をした?信じていたのに。子を手放したストレス。大切な人への望まぬ不義理。

ひかりは幼いところも多々ありますが、それも含めてごくごく普通の女の子だったはずです。世間知らずの女子がこんな経験をしたら、きっとこうなるよな…と思ってしまいます。テーマが重いため、全員が面白く感じる本では無いかもしれません。でも読了後、とても深い余韻が長く残る物語でした。僕は読んで良かったです。

できればお父さんに読んで頂きたいです。興味がある方は是非。

150. 漁港の肉子ちゃん

クライマックスにガツンとやられる

漁港の肉子ちゃん 』は2011年に発表された西加奈子の小説です。評判が良かったので「タイトル、凄いな・・・」と思いつつ読んでみました。

とにかく肉子ちゃんがガサツです。デブで、ダサくて、だらしない肉子ちゃん。何度も人に騙されてきた肉子ちゃん。それでもまたすぐに人を信じる肉子ちゃん。物語の前半は娘のキクリンの目線で、そんな肉子ちゃんについて描かれます。貧しいながらも懸命に生きる肉子ちゃん。意味不明な字解きをするくせに、表現力が乏しい肉子ちゃん。すぐにオナラをするガサツな肉子ちゃん。

「ぶぅぅぅっ」

でもクライマックスでそんな肉子ちゃんは、とても愛すべき人であったことがわかります。

「ちゃんとした大人なんてんがんも、いねぇて。」

サッサンの言葉が刺さります。肉子ちゃんとキクリンのそれぞれの優しさが泣けてきます。最終的に二人のことが大好きになっちゃう物語でした。あと大阪弁もちょっと好きになります。おすすめの1冊です。

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149. 知的生産術

この人の元で学びたいと思わされる本

知的生産術』はライフネット生命の創業者で、今は立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さんが、旧時間労働の働き方から脱却し、生産性の向上を重視する働き方に変換する重要性を説いた本です。

『70歳なのに「今」をわかってるなぁ』と感じました。

昭和期に日本が成長したのは、冷戦・キャッチアップモデル(先進国に追いつこう)・人口増加の3要素が揃っていたから。しかし現代ではその要素は全て消滅しているのにかかわらず、多くの企業の経営幹部達は昭和型で育った為、未だ時間労働の概念から抜け出せないでいることも多い。これからの若者は、日本は、とにかく知的生産性を重視しなければいけない。

その為に必要なのは教養よりリテラシー。言葉などを的確に理解・分析し、必要な情報を引き出し、活用できる能力。そしてインプット。その為に本、旅、人いろんな新しい出会いを増やしてほしい。といった内容でした。

70歳なのに(失礼)、読む本についてはジャンルを一切問わず、マンガも含めてなんでも読む。読む基準は「おもしろいかどうか」の1点だけという著者の姿勢にはただただ学ばされることが多かったです。70歳の方とは思えないほど今時の思考の持ち主で、この人の元で学べたら他の大学とは違う若者が生まれるかもしれないですね。よい本でした。

148. 和菓子のアン

和菓子のアン』は2010年に発売された坂木司のデパ地下の和菓子店「みつ屋」を舞台にしたライトミステリー小説です。

主人公梅本杏子(通称:アンちゃん)は高校卒業と同時にデパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めます。仕事を覚えていく中で、和菓子にはそれぞれに秘められた物語があることを知ります。

「あのお客様はどういった気持ちでこの和菓子を?」

個性的な同僚達と共に、それぞれの和菓子に秘められた物語から日常のささやかな謎を解き明かしていきます。主人公の心理描写がとても面白く一気に読めてしまいます。とにかくアンちゃんのキャラクターが秀逸。ホッペが柔らかく、ややぽっちゃりらしいので日テレの水卜アナみたいなイメージでしょうか?ミステリーというよりはデパ地下店員物語といった感じです。あと読了後、きっと多くの人が和菓子が食べたくなると思います。おすすめです。

147. 本屋の新井

本屋の新井』は2018年に発売された三省堂書店の現役書店員、新井見枝香氏のコラム集です。

POPへのこだわり、小説を届けられることの喜び、出版社担当との別れ、店の販売方針に対する苛立ち、書店員という生き物についてなどを素晴らしくも肩の力が抜けた文章力で綴っています。この本のテイストは以下の「はじめに」に全て集約されています。

『書店で本が売れない時代になったけど、コラムを書くことでその状況を変えたいとは微塵も思わない。もし書店が淘汰されちゃったら、まぁちょっと面倒くさいけど別の仕事を探すまで。この本に苦境に立たされつつも本を愛する健気な書店員を期待してるなら、それは人違い。極限までハードルを下げて、期待を捨てて、「なんかちがう」と感じながら読んでほしい。』

現役書店員がここまでぶっちゃけて語れるもんなんですね。面白かったですし、愛する本の紹介も素晴らしいです。とても人に勧めたくなる本でした。ぜひ。あぁ書店員さんと知り合いになって、色々語りたい・・・

146. ナミヤ書店の奇跡

どうか信じて下さい。今がどんなにやるせなくても、明日は今日より素晴らしいのだ、と。

ナミヤ雑貨店の奇蹟』は2012年に発売された東野圭吾の長編小説です。

逃亡中の泥棒3人組は、一軒の廃屋に逃げ込みます。その廃屋はかつて、どんな悩みも一生懸命答えてくれる店主がいることで有名な「ナミヤ雑貨店」でした。彼らが逃げ込んだ夜、永く無人なナミヤ雑貨店に一通の手紙が届きます。それは33年前のある日から送られた手紙でした。いたずら?でも何のために?その後も次々と届く過去からの悩みの手紙。かつて店主に救いを求めた多くの人達の手紙がなぜ今になって?実はその夜は、懸命に他人の悩みに答え続けた店主の最期の願いが叶った、奇跡の夜でした。

「どうか信じて下さい。今がどんなにやるせなくても、明日は今日より素晴らしいのだ、と。」

第二章の「夜更けにハーモニカを」は泣けます。

145. 人生が変わる「オンラインサロン」超活用術

たった数千円でつき合う人が大きく変わる

副業・人脈・好きなこと 人生が変わる「オンラインサロン」超活用術』。名前は耳にしてましたが、この本によりオンラインサロンは新たな人脈作りにとても有益なツールであるとわかりました。

社会人も長くなると中々新しい人脈を築くのは難しいですからね。一歩間違えば搾取されるだけのリスクもありますが、そのことを踏まえても今年中に一度どこかのオンラインサロンに参加してみたいと思います。

「生涯、会社に忠誠を尽くす」が前時代的となりつつある中、今後どうやって新たな人脈を作ればいいのか?という不安をお持ちの方や早く「会社が無くなっても大丈夫」のステージに行きたい方におすすめの一冊です。

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143. 君の膵臓をたべたい

途中から涙が止まらない

君の膵臓をたべたい』は2016年の本屋大賞2位作品です。

最初「なんちゅうタイトルや…」と思いましたが、読んでみたら号泣でした。高校生のヒロイン桜良(さくら)は不治の病に侵され余命1年を切っていました。しかし自分の病気の事を誰にも告げず、残された日々をとにかく普段通りに明るく生きようとします。そんな折、たまたま病院で桜良と出会った”僕”は桜良の秘密を知ってしまいます。

「誰にもいわないで」

“僕”は彼女の願いを承諾しました。親友やクラスメイトと楽しくはしゃぐ桜良をみて、ふと僕は聞いてしまいました。

「君って、本当に死ぬの?」

「…。死ぬよ」

途中から涙が止まりませんでした。できれば何の情報も入れずに読んでみて下さい。泣き小説が好きな方にオススメです。

142. 劇場

苦しい、痛い、切ない、わかる

劇場』は又吉直樹の2作目で、周囲では『火花』より圧倒的に高評価です。売れない演出家の永田とその彼女沙希の物語。評価されないストレス、嫉妬、劣等感を抱え続ける永田。ただひたすら永田を愛し、認め、支えつづける沙希。そんな二人の関係は、どんどん傷つけあってしまいます。自分の不甲斐なさを自覚しながら、沙希にあたってしまう永田の弱さや醜さが切ないです。

「嫉妬という感情は何の為に人間に備わっているのだろう。何かしらの自己防衛として役に立つことがあるのだろうか。」

終始灰色感が漂う素晴らしい作品でした。もう芸人という偏見はいらないかな。太宰治が好きな方におすすめです。

140. 劣化するオッサン社会の処方箋

オッサンにならない為に、オッサンを知る

劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか』。面白かった!

果たして自分が「オッサン」になってないか?と強く自問する1冊でした。「オッサン」とは年齢のことでなく、変化や目新しい事を受け入れられなくなった人達のことです。

情報化時代において「年長者ほど知識も見識も高い」という前提はもはや成り立たちません。そのことを受け止めないと姥捨て山に捨てられる老人になってしまいます。歳をとるにつれて情報に疎くなるので、より勉強しないといけないですね。若者にも中年にも是非オススメしたい良い一冊でした。

139. あなたに伝えたい政治の話

極めて公平な評論

あなたに伝えたい政治の話』。「ワイドナショー」でお馴染みの国際政治学者、三浦瑠麗氏のブログ「山猫日記」での2015年〜2018年の投稿記事をベースに加筆・編纂された安倍政権に対する総括本です。

長期政権となった安倍内閣がこれまでに実施した施策に対し、極めて公平な目でその成果について評論しています。政治本の多くはその作者の独自見解や政権批判が強すぎて残念な気持ちになることが多いのですが、この本は珍しく好感が持てました。

もちろんただ淡々とという訳ではなく、タイトルにある著者が「伝えたい」ことについては十分熱を持って伝えられており、そのバランスが良かったですね。ただ朴槿恵との慰安婦合意や石原元都知事の豊洲移転問題など、扱うテーマがちょっと古かったことだけが少々残念でした。

137. 不動産テック 巨大産業の破壊者たち

業界関係者は必読の一冊

不動産テック 巨大産業の破壊者たち』。業界関係者からするとなかなか衝撃的な1冊でした。

不動産業界は長くIT化が遅れてる業界でした。しかし近年その状況は一変しそうです。

WeWorkの様な不動産テックスタートアップが急激に成長してきています。ソフトバンクの損社長はWeWorkに多額の出資をしました。老舗の三菱地所や三井不動産は不動産テック企業育成の為の大規模なVCファンドを組成しました。積水ハウスはブロックチェーンを使った賃貸管理システムの開発を発表しました。GAFAの2社、amazonとgoogleも自動運転やIoTの実験場として街づくりに乗り出してくる気配です。

とにかくここ数年で不動産のあり方が大きく変わることは間違いなさそうですね。業界関係者必読の一冊です。

135. 1ミリの後悔もない、はずがない

学生時代を思い出す

1ミリの後悔もない、はずがない』。面白かったです。

登場する人物それぞれの目線で現在や過去の恋や生活が綴られた5話短編集です。特に「西国疾走少女」は傑作でした。胸にピキっと刺さるような実在感が、昔の恋愛をフラッシュバックさせます。

すれ違ったり、上手くいかなかったり、昔と比べたり…みんな後悔しています。時に後悔を懐かしんだりしつつ、生きてるんですよね。大人が好きな本だと思います。

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134. メモの魔力

自分をギリギリまで削ぎ落とす。

メモの魔力』。前田裕二という人に興味を持ったので読んでみました。タイトルからしてメモテク本かな?と思ってましたが、全然違います。いい意味で想像を裏切られました。

この本は個性が必要な時代に自分の強みや志向を明確にする、そして多くのオリジナルアイデアを生み出す為の導きの本です。あなたの個性は?と問われると多くの人は言葉に詰まりますよね。メモという手法を使って、きちんと言語化する。さらに自分の考えをトッピングして転用する。その積み重ねが自分から無駄なものを削ぎ落としてくれるんですね。

他の本も読んでみます。あとメモ始めてみます。おすすめです。

130. 死ぬこと以外かすり傷

最高!色んな事をいち早くやりたくなる元気がでます

死ぬこと以外かすり傷』。いやー、面白かった。絶対読んだほうがいいです。変化の激しい今の時代の生き方や働き方のアドバイスもたっぷりありますが、それ以上に文章の熱量がすごい。見城徹よりはマイルドですが、見城徹より熱いかもしれない。

「最近面白い本ないな」と思ってる人に読んでほしい本ですね。とにかく元気になれます。またミノワマン信者増えますね。

129. 「ない仕事」のつくり方

みうらじゅんは心の師匠かも

「ない仕事」の作り方』。『マイ仏教』に続いてみうらじゅん2冊目です。

みうらじゅんは僕が小さいときからテレビに出てるけどいまいち何やってるかわからない、グラサンでロン毛の不思議なおっさんでした。

とにかく文章が面白いです。そして世の中に注目されてない物に目をつけて、それを上手く世に送り出す天才です。

「ゆるキャラ」「マイブーム」などはこの人が作った言葉です。

きっと言うことも突拍子も無いのかな?と思って著書を読んでみると全然逆でした。

「とにかくハマれ」「人と同じことをしてはいけない。なぜなら楽しく無いから」「あまり多くの人にウケようと思わない」などとても生き方の核心を突いたものばかりでした。

最近でこそ似たような主張をよく見かけますが、この人はそれを何十年も前から実践してたんですね。もしかしたらようやく時代が彼に追いついてきたのかもしれません。

持ち上げ過ぎですかね?(笑)でもみうらじゅんは僕の心の師匠になりつつあります。おすすめです。

127. 沈黙のWebライティング

初心者ブロガーにおすすめ

ブログを初めて2ヶ月くらいたったので、この辺で知識を整理しようとベストセラーの『沈黙のWebライティング〈SEOのためのライティング教本〉』を読んでみました。思ってたより分厚い本で最初はちょっと引いたんですが、中身はLINEトーク調のやり取りで進むため案外すんなり読めました。そして内容は十分2,000円(税別)の価値がある濃いものでした。

誰もが最初はブログ初心者ですのでまずは「始めてみる」ということが一番大切だと思います。そしてしばらくブログを続けてた後の「やってきた結果を分析する」時期が来た時に、この本を読んでほしいと思います。

ブログ立ち上げ経験したからこそ理解できるSEOの必要性や知識がたっぷり詰め込まれています。初心者ブロガーにおすすめです。

126. やってはいけない英語勉強法


そうそう!その通り!

娘と英検準1級を目指すにあたり『やってはいけない英語勉強法』を読んでみました。感想をいうと「そうそう!その通り!」って感じです。

僕も予備校でバイトしてた事があるので効率がいい勉強法についてはそれなりに精通していますが、この本に書いてる8割以上は全く同感でした。残り1割は「なるほどねー」と「んー、これはちょっと違うかも」といった感じでしたが、奇しくもこの本の63個のアドバイスの中に「8割正解できる問題集を解け!」とあり、まさにそんな本に出会った感覚です(笑)

ちなみに著者は元全国模試1位です。

もしご自身やお子さんが英語の勉強法で迷われていたら、是非読んでみて下さい。間違いなく正解の勉強法です。

125. 火花

悲しくも可笑しい、二人の芸人の物語

火花』はピース又吉直樹の芥川賞作品です。芸人の偏見無しで読んでみました。やっぱ面白かったです。

二人の売れない芸人の物語です。物語全般を通して太宰治の様な曇天感を漂わせつつ、少し悲しみを含んだ笑いがたっぷり散りばめられています。それらの笑いが二人に起こる数々の悲しい出来事をより一層を引き立てます。

きっと自分を含め何人も悲しい芸人を見てきたからこそ書けた小説ではないでしょうか。何となく北野映画に通ずる物を感じたり、文学感もありで僕は変な恋愛物より遥かに好きな小説でした。おすすめです。

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124. 天才を殺す凡人

多くの会社では、凡人の共感性が天才を潰す

天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ』は『転職の思考法』の北野唯我氏の最新本です。(『転職の思考法』のレビュー

 会社には「天才」「秀才」「凡人」の3種類の人間がいる。この三者は決して上下関係でなく三権分立の関係にある。実は常に「天才」が求められているのではなく、会社の状況によって必要とされるタイプは変わってくる。大切なのは自分がどのタイプであるか理解し、相容れないタイプや自分の弱点を補完してくれるタイプを理解しておくことだ。そうすることで職場での立ち回りや人生が大きく変わってくるという内容でした。

「天才は物理で動き、秀才は法律で動く」なるほどなと思いました。ちなみに私は「最強の実行者」タイプです。もしよろしければ一度読んでみては如何でしょうか?

122. 仕事2.0

クビになる準備は出来ているか?

ちょっと胡散臭い表紙とタイトルかな?と思いつつも『仕事2.0 人生100年時代の変身力』を読んでみました。結論、読んで良かったです。一番衝撃的な段落タイトルは「クビになる準備は出来ているか?」でしたね。

人生100年時代において、我々はできれば30代・40代のうちに自分が70歳・80歳まで働く方法を見つけなければなりません。その為には今までの学びを一旦放棄し(unlearn)、改めて学び直す(relearn)が必要なのかもしれません。

今ちょうど自分がやろうとしていることと一致しており、間違っていないんだと勇気を与えられた本でした。皆さん、是非色々学びましょう。自分をマイナーチェンジし続けましょう。おすすめです。

119. 自分を操る超集中力

「集中力が続かない」とお嘆き方向け

自分を操る超集中力』はTV出演、企業研修、経営者への戦略的なアドバイス、ニコニコ動画を週4回放送、毎日20冊の読書、ほぼ毎日のフィットネス、まとまった休暇での海外旅行などを超多動なメンタリストDaiGoの集中力アップレクチャー本です。

年齢と共に集中力が衰えてきたなと思って読んでみましたが、それは僕の錯覚でしたね。この本を読んで気づきました。集中力の使い方・鍛え方の学びもさることながら、読み終わるとやる気が見ながる不思議な本ですので、手元に1冊あっても良いかもしれません。

118. 幸せになりたければ猫と暮らしなさい

ねこ、衝動買い注意!

幸せになりたければねこと暮らしなさい』は保護ねこ7匹と暮らすの著者が、ねこから学べること、ねこと暮らすことでの効用などを徒然と綴った本です。

「ねこと暮らせばリーダーに必要な度量がみにつく」「ねこは貴方を評価される人にする」など若干強引な内容もみられますが(笑)、総じてネコに対する溢れんばかりの愛情ゆえかと大目に見てしまいます。

文間3〜5頁ごとに出てくるねこの写真がとてもかわいく、読み終わる頃にはサブリミナル効果でとてもねこが欲しくなります。実はこの本の狙いはそっちがメインじゃなかろうかと疑ってしまうほどです。この本を読了後、ねこを衝動買いしないようにご注意ください。

117. 考える日本史

知ることではなく、何かを学び取ることが歴史学

考える日本史』は東京大学史料編纂所教授の著者が「法」「信」「拠」など10個の漢字をお題に、それぞれの文字から思いつく歴史上の当時の様子や背景について、独自視点の考察をまとめた本です。「明治維新第一世代はそもそも天皇機関説であった」「今川義元や武田信玄はそもそも上洛を目指してなかった」「武士の時代が来たから御成敗式目は効力を発した」などテーマ文字から思い浮かぶ様々な時代の考察が五月雨かつ茫洋に広がっていき、それが読み物として面白かったです。

出来事を覚えるのではなく、それらから何かを学び取ることが本当の歴史学なんですね。

116. 会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方

テンバガー(10倍成長株)の見つけ方

会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』は20年以上会社四季報を読み続けている著者が気づいた株価が10倍、100倍に化ける可能性のある銘柄の見つけ方を教えてくれる本です。毎回四季報を長編小説のごとく読んでるらしいです。

10倍になる株(=テンバガー)の共通項は①増収率20%以上(=売上が4年間で2倍以上)②営業利益率10%以上③上場5年以内④オーナー経営者で筆頭株主の4点とのこと。

他にも「PER・PBRの高さは無視してよい」「自分で調べて納得した株だけしか買っては行けない」など株投資において学べる点が多く、思いのほか参考になる本でした。

後半には筆者の具体的なおススメ銘柄も多く記載されてます。

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115. 小休止のすすめ

人生に小休止はとても役立つ

小休止のすすめ』は10年ほど芸能界を休んだヒロミとサイバーエージェント藤田晋社長の共著です。ヒロミはともかく、ずっと走り続けてるイメージのある藤田社長が「小休止は必要だ」というのがちょっと意外だなと思い、読んでみました。

「しがみつくか?休むか?」「そのプライドはいる?負けを受け入れたらどうなる?」「自分の努力に自信があってもそれを人に求めると急に上手く行かなくなる」等、何となく居酒屋で酒を飲みながら人生の先輩のアドバイスを聞いているような心地よい本でした。

ヒロミに限らずですがおしゃべりが本業の人って、活字になっても不思議と引き込まれていきますよね。読んで良かった本です。

114. ノマドライフ


ノマドライフ、いいんじゃない?

ノマドライフ』。面白かったです。著者はハワイ本でも有名なので、てっきりハワイで暮らすためにハワイ本で稼いでる人かと思ってましたがちゃんと仕事もしてんたんですね(笑)正直ハワイ本よりも面白かったです。

よくある「会社に縛られるな、とにかく行動せよ!」一辺倒の本ではなく、「自力がつくまではベーシックインカムは手放しては行けない(=会社を辞めてはいけない)」「ちょっと近い未来のベーシックインカムづくりを目指そう」「収入は都心並に、支出は地方並に」などリアリティのある戦略のもと、遊牧民的な自由な暮らし=ノマドライフを目指していこうという内容です。

最近の自分とちょっとかぶってるところもあり、色々共感できる本でした。

113. この1冊でわかる世界経済の新常識2019

経済に興味が低い人も絶対読んだ方がよい

この1冊でわかる世界経済の新常識2019』は2017年以降3年連続となる世界経済の新常識シリーズの2019年版です。

著者と大和総研が総力をあげてアメリカ、EU、中国、新興国そして日本の経済情勢を説明してくれます。

トランプ政策の評価、米中貿易戦争、イギリスのEU離脱、中国のデリバレッジへの政策転換、トルコ・アルゼンチンの危うい状態、そして日銀の手詰まり感など。

この1冊を読んで置くだけでかなりの最新状況が理解できますので、経済に興味がない人でも絶対に読んでおいた方が良いと思います。

110. 犬も食わない

脱ぎっぱなしの靴下、人肌。ほぼリアルと錯覚させる恋愛小説

犬も食わない』は30代重役秘書の福と年下ダメ男大輔の恋を尾崎世界観と千早茜が男女それぞれの目線から交互に描く物語です。なんでしょう、面白かったです。当たりかな。

30代前後の恋人にありがちな日々が描かれています。ドラマチックな事は起こりません。多少結婚にあこがれを持ちつつも現実的に難しそうだと理解してる福と常に言葉足らずでその日暮らしを望む大輔。脱ぎっぱなしの靴下、理解できない相手の言動、突発的につく嘘。

友人にいそうな二人です。どちらかというと現実から離れる小説ではなくリアルと錯覚させるような小説でした。おすすめです。

109. 知りたくないではすまされない

オバマ、トランプの見方が180度変わった

知りたくないではすまされない』は主にアメリカにスポットを当てて、日常日本のマスコミが報道しない事実が諸々綴られています。

ワシントン・ポスト編集主幹のボブ・ウッドワードが綴った『FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実』ではトランプ大統領はアメリカをボロボロにするのでは?と思ってしまいましたが、アメリカのマスコミの大半はニューディール連合(≒アンチ共和党)なんですね。そもそも共和党と民主党の違いも明確に説明できずにいたのでこの本を読んでかなり目から鱗が落ちました。オバマ=正義、トランプ=痛い老人みたいなマスコミのイメージが大きく覆りますよ。おすすめです。

105. 人間失格

この本に出会えてよかった

人間失格』は太宰治の小説です。今回初めて読んでみました。内容、表現の美しさなど全てにおいて心の底から出会えてよかったと思える本でした。

誰もが感じたことがある人に対する恐怖、道化を見透かされた時の恥ずかしさ、怖さから目をそらすために安易なものに流れていく若さ…

主人公葉蔵は聡明であるが故にそういった”恥”を人一倍感じてしまい、また上手く立ち回れなかった自分をどんどん卑下していきます。

こう書くと暗い本の印象を与えるかもしれませんが、単純に暗い本という訳でもありません。

僕はあまり同じ本を何度も読みませんが、この本だけは毎年1年の終わりにこの本を読み返すことにします。おすすめです。

100. ももクロ非常識ビジネス学

タレント本じゃないんです。ビジネス本なんです。

ももクロ非常識ビジネス学アイドル界の常識を覆した47の哲学』はももクロ本人達の公認本です。案外面白かったです。

衣装は微妙にかわいくないし、CDもそれほど売れてない、握手会もしない、テレビ出演も限定的。なのになぜ彼女たちのライブはいつも満員なのか?それにはちゃんと理由がありました。

周りに流されず、自分が正しいと思ったやり方を貫く。この貫くが大事。表紙はタレント本みたいですが、間違えないで下さい。この本はビジネス本です。

99. 読書という荒野

読書とは何が書かれているかではなく、自分がどう感じるかだ

読書という荒野』は幻冬舎代表の見城徹氏が自分に影響を与えた本と読書そのものについて語っています。本人自身が本文で断っている通り自分の好みなんて人と違う。だからおすすめ本をそのまま読まなくても、自分が手に取りたいと思った本から読めばいい。どんな本でも何かは自分に残してくれる。それらが積み重なり、熟成され、いつかきっと自分の思想として現れてくる。読書とはそういうもんだと教えてくれます。

見城さんの本はいつも熱い。でもどこか女性的な繊細さもあるから不思議だ。おすすめの本、読んでみよう。

98. スティーブ・ジョブズ全発言

オーケー、誰も助けてくれないなら自分たちでやるまでだ

スティーブ・ジョブズ全発言』は2011年に亡くなったスティーブ・ジョブズの生前の発言をまとめた本です。個人的には

「蛇口をひねればいくらでも水が出るけど、みんなお金を出してミネラルウォーターを買っている」

「ライバルが美女に薔薇を10本送ったら、君は15本贈ろうと思うかい?その時点で君の負けだ」

の2つが気に入りました。

他にも名言が140個ありますので興味がある方は是非。

96. モテる読書術

知れば知るほど、知らないことをに気づく

頭が良くなり、結果も出る! モテる読書術』なんという軽薄なタイトルでしょう(笑)ただタイトルとは裏腹に読書の効能や生き方について結構いいことが書いてます。

私事ですが僕も読書を始めたとき「年間200冊読む!」と自分のSNSで宣言しました。宣言することで逃げ場を無くす意図もありましたが、最初に世間に宣言したお陰でまず「本を読む」というキャラを演じることが決まりました。そして実際に本を読まざるを得ない状況に追い込んだら、不思議と本が読めるようになりました。

こういった事例は不思議とよくあることで、考えるよりもまず動く(もしくは動かざるを得なくする)。それが今の多動の時代に最も有効なテクかもしれません。

ちなみにもちろん本を読むだけで何もしなければ、それは単なる時間の浪費になってしまうかもしれません。あくまで「本を読む」というのは行動するためのきっかけ作りに過ぎません。

この本でもそういった内容がたっぷり書かれていますので、軽薄なタイトルにひかずに一度読んでみて下さい。

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95. バカとつき合うな

「生き方・働き方」ジャンルでのホリエモン本のベスト盤

バカとつき合うな』は堀江貴文と西野亮廣の共著です。「バカとつき合うな」というタイトルですが2人して「早くバカ軍団から抜け出しなさいよ」といってる本です。

前書きでホリエモン自身が「色んな本出してるけど、一番普遍的な内容になった」と語っていました。僕自身ホリエモンの本は何冊も読んでますが、確かにその通りだと思います。

「生き方・働き方」分野でのホリエモン本のベスト盤ではないでしょうか。

94. 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

何この人?変人?おもしろいけど

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』は鳥類学者である著者が鳥類についての解説もそこそこに、絶え間なく噴火が続く火山島や泳いで上陸した無人島などでの鳥類研究の実地調査奮闘記です。『バッタを倒しにアフリカへ』がとても面白かったので、2匹めのドジョウを期待して同ジャンルっぽいこの本を読んでみました。

実地調査の過程で、ある時はウツボに襲われ、ある時は小バエに襲われ、増え続けるネヅミ退治に奮闘する。そんな苦労が耐えない調査なのに、終始クドいほどの小ネタやギャグが連発されまくります。それがまた面白いので、結果本質の鳥の生態情報はなかなか頭に入ってきません(笑)

ただ時折見せる鳥類への愛情が、ギャグマンガにたまに出てくる感動シーンの様でいい味を出しています。

93. すごい宇宙講義

文字通りすごい宇宙講義

すごい宇宙講義』は誰もが知ってるようで知らない”宇宙”について、物理学者である著者が100を超えるスライドを用いながら講義形式で説明した本です。

エアコンや宇宙遊泳など身近な物を例に挙げて物理を説明してくれてるので、文系でも全然抵抗感無く読め、アインシュタインの相対性理論などはウィキペディアよりも遥かにわかりやすいです。

ちなみに「ホワイトホール」という言葉が登場したときは「キン肉マン」を思い出し、ちょっとニヤッとしてしまいました。

おそらくここまで分かりやすく宇宙について書かれた本は他には無いです。とりあえず最新の宇宙について科学を一通り学びたい方に最適な良書です。

92. 宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方

リアル版「宇宙兄弟」

宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方 (マイナビ新書)』は2011年6月から167日間国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した宇宙飛行士古川聡さんの著書です。

古川さんは宇宙に行けるまで、なんと12年もかかったそうです。12年という歳月は人にとって決して短いものではありません。それでも古川さんがさほどストレスを感じなかったといいます。「宇宙に行く」という目的が明確であったことと、日々の訓練で少しずつでも成果を感じることが出来ていたからだそうです。

宇宙飛行士というと”特別な人”と思われがちです。しかし、持って生まれた特別な能力などはほんのごく一部で、その大半は多くの努力や訓練により培われたものであることがわからせてくれる本です。

90. ビレッジプライド

地元を愛する公務員の町おこし奮闘記

ビレッジプライド 「0円起業」の町をつくった公務員の物語』は公務員の立場ながら高齢化率43%、過疎でジリ貧の町島根県邑南町(おおなんちょう)の町おこしを「食」と「農」で見事成功させた著者の奮闘記です。ただ単なる成功体験ではなく東京進出など上手く行かなかった事例や未だ奮闘中の事案も綴られ、ドキュメンタリーとしてとても面白いです。

筆者は2016年に「プロフェッショナル 仕事の流儀」でもスーパー公務員として紹介されました。

「俺の町は田舎だから、夢も仕事もないと思ってる人にいいたい。それは違う!ないのは貴方のアイデアとプライドだ!」と語る著者からは、ビジネスにおいても抱えてるハンデなどアイデアと努力次第で十分乗り越えられるものだ!と強く学ばされます。

89. バフェットの教訓

伝説の投資家の金言集

史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵』は伝説の投資家ウォーレン・バフェットの義理の娘であったメアリー・バフェットが、義父の投資哲学や教えについて125項目に分けて解説した本です。

兎にも角にもバフェットが凄いところは、①自分がわからないものには手を出さない。②一度投資したからには何が起ころうとジタバタしない。③投資手法が一貫してブレないの3点です。

徹底的に調べた上で投資すると決めたら、その後は株価が上下しようが、どんなニュースが出ようが、ただひたすら見守るというスタンスが成功の秘訣かもしれません。

85. amazon

これは強い、強すぎる

amazon 世界最先端の戦略がわかる』は米巨大IT企業4社の1つ、amazonについてそのビジネスモデルを分析した本です。これは強い、強すぎる。amazon1社を研究するだけでこれからの最新の経営学が学べます。数年後の世界No.1企業は間違いなくamazonであると思わされるほど、圧倒的です。

84. 日銀日記

この人こそ日銀総裁になるべきだった

日銀日記―五年間のデフレとの闘い』は2013年3月から5年間、日銀副総裁を勤めた岩田規久男氏の任期中の日記をまとめた本です。

著者が副総裁に就任した当時、日本は長引くデフレに苦しんでいました。「2年以内に物価上昇率2%」を掲げ、マネタリーベース(=日銀当座預金含め日本市場に出回るお金)を就任2年で約2倍する大胆な手法をとることで翌年の2014年にバブル期の1991年以来となる2%超えを実現します。

しかし同時に就任前から反対であった2014年の消費税増税の悪影響に苦しめられ、その後安定した2%上昇までは導くことが出来ないまま任期満了にて退任しました。

現役の政治家も数多く実名で登場しており、決してニュースではわからない経済施策の裏側が覗けます。

83. 頭にきてもアホとは戦うな!

イライラが一瞬にして消えるスゴイ本

頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法>』は2014年に発売され、2018年末時点で60万部突破のベストセラーです。

つい最近仕事でイラっとしたことがあり読んでみました。帯にもありますが読むとイライラが一瞬にして消えます。人に対して怒ったり、ムカついたり、ましてや戦ったりすることなど、何の意味もないですよね。確かに。

人生は有限。この本を読んで有意義に生きていきましょう。

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80. 読書間奏文

SAORIの世界観がとても気持ち良い

読書間奏文』はSEKAI NO OWARIピアノ兼ステージ演出のSAORIが、本名の藤崎彩織名義で連載していたエッセイを纏めた本です。

エッセイのテーマは毎回1冊の本で、その本に登場する一場面と自身のこれまでの経験をオーバーラップさせて、共感した気持ちなどを綴っています。

著書『ふたご』で直木賞候補作品にもなった彼女の文章はとてもキラキラしていて、sekai no owariの世界観そのものです。装丁も美しいので是非一度書店で手にとって頂ければ。

ちなみにこの本を読むとSEKAI NO OWARIが聴きたくなります。

79 . 複業の教科書

個人が企業と対等に接する時代はもうそこまで

複業の教科書』は企業の副業解禁のニュースをよく耳にする昨今、お金だけを目的とした”副業”をで本当にいいのか?それよりも本業に勝るやりがいがもてる仕事にチャレンジし、また違った経験を積み、結果本業と共に成長していく”複業”を目指さないか?といった本です。

確かに筆者の言う通り、お金ではなく志を第一に考えた方が成功率はぐっと上がると思います。

「複業」の詳細が気になった方は是非。

75. バッタを倒しにアフリカへ

リアル版ドラゴンクエスト。超おすすめ。

バッタを倒しにアフリカへ』いやー、面白かった。

バッタの研究は儲からない。認められる保証なんてない。でも一人くらいいたっていいじゃないか。バッタを研究しにアフリカにいく人間がいても。

己の信念を信じアフリカのモーリタリアへ。

サバクトビバッタに戦い挑んだ科学冒険就職ノンフィクション。

ラスボスとの最終決戦、笑えます。

人生において、いかに自分が好きな事にのめりこんだ方が幸せかを教えてくれます。

74. 短くても伝わる文章のコツ

もう文章で迷わない!

博報堂スピーチライターが教える 短くても伝わる文章のコツ』読んでみました。あやふやな文章の知識が整理整頓できます。

単に伝わる文章の書き方ではなく「どうすればより魅力的な文章になるか?」についての技術や文章を作る上での心構えを教えてくれます。

どうしても文章にムラが出てしまう人にオススメです。

72 マイ仏教

なんだろなー、くだらないけど面白い

マイ仏教』みうらじゅんの仏教本。決して宗教本ではない。「仏教ってこんな感じ」ってのをおもしろおかしく書いている。

自分なんてないんだから、自分探しなんて無意味。どうせなら自分無くしの旅をしろ。諸行無常、諸法無我。

自分に従うのは楽。でも楽は面白くない。むしろ「自分無くし」の旅をしてみない?

71. 脳が老いない世界一シンプルな方法

脳の老化は防げる!

脳が老いない世界一シンプルな方法』は脳の老化は実は予防できる!と教えてくれる本です。

「20歳を超えると成長しない」「歳を重ねると衰える」と思われていた“脳”は、実は1日10分のとてもシンプルな方法でアンチエージングできます。著者は医学博士ですのでオカルトの類ではありません。全てが科学的根拠有りです。

海外の大企業でも「マインドフルネス」というネーミングで本気で研究され始めているとか。脳のアンチエイジングや認知症予防に興味がある方は是非。

70. R帝国

傑作!怖い!面白い!

R帝国』は中村文則のベストセラー近未来小説です。

仮想国家の話なものの、なぜか所々で、我々の現実世界を感じさせます。そして物語が進むにつれて明るみになる国家の暴走は、まるで日本の近未来の様に思え、不思議なデジャヴ感と恐怖を感じます。

本当に近い将来、日本はこうなってしまうかもしれないと思わされる程素晴らしい小説です。

65.  転職の思考法

会社選びを考えてるなら一度は読むべき本

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』はこれまでの私達の転職の概念とは全く異なった視点で、会社選びにおいて大切な点は何か?について教えてくれます。

仕事選びはある大切な判断軸をもってしなければならず、決して規模や条件、人間関係といった外的条件だけで判断してはならない。それは例え今の会社に在籍し続ける決断するとしても同じである。

もし今貴方が転職を検討中であったり、これから会社選びをする人であればこの本を読むことを強くお薦めします。きっと読んだ後では会社選びの視点が大きく変わることでしょう。

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64. センスは知識からはじまる

タイトル通り。日々の研鑽。

センスは知識からはじまる』は「くまモン」で有名な著者が、”センスがいい”とは一体何?という切り口から、自己成長について綴った本です。

水野氏曰く、結局センスが良い人なんていなくて、常にアンテナを張り巡らし、知識や情報を求め続けた人だけが、素晴らしいアイデアを生み出せるのだと、熱い内容をとてもクールに説明しています。

成功を収めている著者だからこそ読んでて納得感があり、文章はシンプルなもののとても力があります。

61. すごいメモ。

有効なメモの使い方

仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。』は「伊右衛門」ほか数々の名作CM・ヒット商品を生み出した著者のマル秘メモテクニックが披露されています。

テクニックはもとより、「メモには鮮度がある。メモは腐る」「1.01と0.99をそれぞれ365乗したときの差はとんでもなく大きい」など、メモテクをキーワードに、ビジネスに活かせる教訓も大いに散りばめられていました。良書と呼んで良いと思います。

よりメモテクニックの取得にフォーカスした『図解すごいメモ。』も出版されています。

60. クリエイティブ思考の邪魔リスト

金言がぎっしり詰まった本

クリエイティブ思考の邪魔リスト』は「クリエイティブ力」=「考える力」と定義しています。

AIが進化する世の中で、今後最も必要な能力は人間にしかできない力=クリエイティブ力でしある。これまでの成功体験や固定観念はクリエイティブ力にとって最も邪魔である。その悪影響を早く自覚して余計なしがらみを取り払い、自分のクリエイティブ力を育てようといった内容です。

ビジネスマンとして心に止めておくべき教訓が多く、珍しく自分用の備忘ノートが何ページにも渡ました。若者の感性に学ぶ特に「リバースメンターシップ」の行は特に感銘を受けました。

この1冊しか著書が無いのが残念。

多くの社会人にお薦めです。

55. 会計の世界史

ビジネスマン必読の会計歴史書

会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語』は数字の羅列になりがちな会計、そして年表や人名の羅列になりがちな世界史を上手くミックスさせ、500年前から今日に至る会計のルーツとなるトピックを歴史物語として語った本です。簿記はもとより減価償却、連結決算、EBITDAなどの仕組みが生まれた背景がわかります。

そこそこ分厚いので読み始めるまでは若干億劫でしたが、本を開いたら何のその、軽快な文体で一気に読破してしまいました。

会計の勉強をするならまずこの本から入るほうが間違いなく近道です。

この内容で2,200円は安い。

54. うしろめたさの人類学

読むと、より人に優しくなれます

うしろめたさの人類学』は、日本とエチオピアという文化が異なる国を何度も往復する筆者が、その国に降り立つ度に感じるスキマ感(=違和感?)をきっかけに、そもそもどちらの国の人々の方が幸せな人生なのか?幸せとは?と投げかけてくれる本です。

贈り物と寄付の違いは?”合理的”は幸せ?
何もストレスが無いって楽しい?

ある意味哲学的でもあり、面白かったです。

京都大学の総長も推薦されているそうで、読みがいがある本です。

53. 仕事は楽しいかね?

昨日と同じ自分でないか?

仕事は楽しいかね?』は事業に一度失敗し、もはや自分の人生はつまらない仕事を続けるしかないと思う自分に、偶然空港で出会った老人が、様々な気づきを与えてくれる物語です。

続編として『仕事は楽しいかね?2』『仕事は楽しいかね?《最終講義》』も発売されており、また解説本も多く出版されている2001年の名著です。

52. 一度読んだら絶対に忘れない世界史

おもしろい!最高の教科書

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』はYouTuber世界史教師である筆者が、従来の教科書のわかりにくさに疑問を感じ、「それなら!」と自ら教科書を作りあげた本です。

従来の教科書より遥かに読みやすく、また解説も面白い為、分厚い本ですがあっという間に読めてしまいます。

我が家の世界通史はこの本にしました。

50. 日本国紀

全ての日本人は一度フラット読んでほしい。その上で自分なりの解釈を。

日本国紀』は『永遠の0』『カエルの楽園』等のベストセラー作家の百田尚樹が、日本人が真実の日本の歴史知って欲しいと渾身の力で書き上げた日本通史です。

近代日本の歴史の捏造を暴くことはもちろん、大和時代などまだ事実が解明できていない時代では筆者独自のユニークな見解が述べられており、それはそれで読み物としても面白いです。

重厚ですが文章が面白いので、結構スラスラ読めました。

47. 知的生活の設計

意識が変われば行動が変わり、行動が変われば人生が変わる

知的生活の設計―「10年後の自分」を支える83の戦略』は毎日のように接している知的情報、例えば料理や読書や映画など。

それらの知的情報を一過性の楽しみにで終わらせるのではなく、終生にわたって自分を支えるライフワークにしていくことを提唱している本です。

人生を良い方に誘導するやり方を勉強したい方におススメです。

45. 健康の結論

これまでのホリエモンの本とは別世界

健康の結論』は人生100年時代に突入したこと現代において、健康への意識が格段に高まった著者が徹底的に医療の専門家にヒアリングし、100歳まで生きる為の体や心のメンテナンス、がんを防ぐために取り組むべきたった少しのことなどを熱く語っています。

”ガンは治る病気だと世間に伝える”

これまでの彼のビジネス本とは一味違う、面白い本です。

44. 論破力

この人は賢い

論破力』は議論や会議の進め方について、何がポイントなのかを分かりやすく解説した本です。

最も大事なツールは事実と論理、そしてそれが正しいと相手ではなく同席する周囲に理解させることが論破の肝であると述べています。

いまいち趣旨がわからない会議、感情論でしか物事を考えない上司などに悩んでたら、おすすめです。

40. そして、バトンは渡された

面白かった!

そして、バトンは渡された』は血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった十七歳の女の子のお話。

「きっとつらい思いをしてる」と周囲は同情するが、彼女は常にどの両親にも愛され、また彼女も愛していた。

ラストはほっこり涙させてくれる名著です。

39. USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?

面白い!とにかく夢中で読んだ。

USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』は低迷していたUSJをまさかのV字回復させた著者の行動記録です。

結局「魔法の杖」なんて無く、色んな実データから論理的シミュレーションをする、何百ものアイデアを出しては捨ててとにかく頭から火が出るほど考える、そしてとにかく現場を歩く。

そのプロセスを経ないと、起死回生のアイデアなんて絶対に出ない。

USJはハリポタが来て一気に回復したと思ってましたが、それまでのほとんどお金が使えなかった数年間こそが、V字回復させた理由なのだとよくわかりました。

ノンフィクションですが、まるで物語の様で、読んだ後にやる気がみなぎる本です。

お薦めです。

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38. さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

ベストセラーの理由がわかる

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~』は2005年のベストセラーです。さおだけ屋や客のいない高級フランス料理店がなぜ潰れないか?などの日常テーマを用いて、「会計とはどういった性質のものか?」ということをわかりやすく教えてくれます。

会計に興味がなくとも、この本を読むことで十分ビジネスや日常の暮らしにプラスになりますので、是非一度読んでみることをお勧めします。

37. やりたいことを全部やる!時間術


多動力

やりたいことを全部やる! 時間術』は自分がやりたい事をする為に高速で仕事を回し、また仕事回していく過程でやりたいことが増やしていくといった高速回転多動力の本です。

人が何かをやりたい時に、時間がそれを拒絶することはないというフレーズをモットーに、どんどん仕事を効率化していく様は非常に共感できる本でした。

色んなことをやりたい欲張りな人に是非読んでほしい本です。

35. 女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

母目線、親目線。子を持つ親は共感する。

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』は漫画家西原理恵子が、成長する娘を横でみながら今娘に思うこと、親子というよりは人生の先輩としてのアドバイスを、この本を通して伝えようとしているエッセイです。

決して過保護にはしなかったものの、娘に対する強い愛情は端々に感じられ、また我々読み手自身も親として共感でき、人間としては母の愛に包まれるようなとても温かい本です。

33. 数字は人格

決算書の読み方だけでなくビジネでの参考書としても◎

数字は人格――できる人はどんな数字を見て、どこまで数字で判断しているか』は一見会計関連の本と思いがちですが、会計含めて数字分析によるビジネスの指南書です。

全てが数字で語られているので、非常に論理的で納得感があります。「客数を増やすことは成長、単価を上げることは膨張」など、毎日選択の連続の毎日の中で、間違った判断をしない道標となるレクチャーが数多く詰め込まれています。

30. 個人型確定拠出年金で選ぶべきこの7本!


iDecoについて学ぶなら

個人型確定拠出年金iDeCoで選ぶべきこの7本! 50歳でも30歳でも3000万円つくれる35の法則』はセゾン投信代表の中野氏がプロの目線で推薦できる投資信託7本を紹介していますが、投資信託の紹介以上に人生100年時代において、従前の定年60歳をゴールにした貯蓄設計の危険性を強く訴えています。

老後の年金に漫然とした不安を感じる方は一度読んでみてはいかがでしょう。

29. 本当にお金が増える投資信託は、この10本です。


投資信託について学ぶなら

本当にお金が増える投資信託は、この10本です。』投資信託の分析家である著者が、約6,000本の中から推薦できる10本を実名で紹介した本です。

ここ数年で次々と優遇改正されてる企業型DCと個人型DC(iDeCo)や、NISAとの併用などの頭の整理によいと思います。

28. 完全ひとりビジネスを始めるための本

ブログビジネスの本です

完全ひとりビジネスを始めるための本 自宅にこもったまま安定して稼ぎたい!』は、毎月3万円程度の副収入をブログで得る方法を具体的に紹介している本です。

ブログを収益化させるプロセスが丁寧にまとめられてます。

もしブログでのサイドビジネスに興味がある方は手にとってみては如何でしょう。

27. 「つみたてNISA」はこの7本を買いなさい

つみたてNISAについて学ぶなら

「つみたてNISA」はこの7本を買いなさい――世界No.1投信評価会社のトップが教える安心・簡単な投資法』は2018年から始まった「つみたてNISA」についての解説本です。

「NISA」と「つみたてNISA」はどう選ぶのか?「iDeCo」との違いは?等がわかりやすくまとめられていて、投資対象の整理をしたい方におすすめです。

ちなみに著者が推薦する投資信託7本は全てインデックスタイプで、その理由も明快でした。

20. 死ぬ瞬間の5つの後悔

他人の期待に応えようとするばかりでなく、自分が真に生きたいと思う人生を生きる勇気を持っていたかった…

死ぬ瞬間の5つの後悔』は多くの死者を見送ったオーストラリアの女性看護師であった筆者が遭遇した、人が死を迎える瞬間に後悔するベスト5をまとめた本です。

死ぬ間際から人生を振り返ったとき、人は何について悔やむのか?この本を読めばタイムマシンで未来に行けます。とてもオススメな本です。

10. 失敗の本質

歴史としても、ビジネスの為にも一度読んでほしい

失敗の本質―日本軍の組織論的研究』は太平洋戦争の各戦いにおいて、なぜ日本軍は破れ続けたのか?その敗因は何だったのか?について残存する記録を元に分析・考察しています。

紐解けば解くほど、「抽象的な指示」「ダメージコントロールの重要性の認識の薄さ」「楽観と過信」「目的の不統一」など負けるべくして負ける要因が数多くあり、結局最後までパラダイム変換ができなかったことが、いかに国を敗北へ導くかを再認識させられます。

現代のビジネスシーンにも通じますね。

1991年の書籍ですが、何度も読み返したくなる名著です。

5. ヒューリックドリーム

時価総額10倍、経常利益5倍、従業員の年収2倍

ヒューリック ドリーム/企業の成長と社員のやりがい、トップは会社を変えられる』は不動産会社ヒューリックを急成長させた著者が、その経営ノウハウを惜しげもなく披露した本です。

とにかく先見の明と取捨選択能力の高さがスゴイ。上場から8年で経常利益5倍、従業員の年収2倍を成し遂げたのも頷けます。

サラリーマンとしてはちょっと羨ましくもあり、ちょっとジェラシーでもありますね。良い本です。

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