ハズレ無し!面白くて本当におすすめ小説10選[2019年上期]

この半年に読んだ本の小説ベスト10です。

どれを読んでも面白いですが、改めてコンパクトにレビュー書き直しましたので、気になった本から読んでみてください。

白夜行 東野圭吾

東野圭吾の最高傑作

白夜行』は東野圭吾の最高傑作です。800頁超の長編小説です。ジャンルでいえばサスペンスでしょうか。二人の主人公、亮司と雪穂は何のゆかりもない、全く無関係な二人です。ただなぜかこの二人の周りには、失踪、強姦、事故、殺人など不思議な出来事が続きました。全く別の人生を歩む二人の、幼少期からの奇妙な19年間の物語です。この物語の一番のおすすめポイントは、二人の心理描写が全く無いということ。是非読んで、東野ワールドを堪能してみて下さい。

幻夜 東野圭吾

『白夜行』の続編

幻夜』は『白夜行』の続編です。もちろん幻夜だけ読んでもちゃんと完結できる物語になっていますが、白夜行を読んでからの方が数倍楽しめます。そしてきっと『白夜行』を読んだら、『幻夜』も手にとってしまうでしょう。物語は阪神大震災で被災した二人の男女、雅也と美冬が出会うシーンから始まります。今回は若干主人公の感情が描写されます。今回も衝撃のラストシーンです。白夜行とメドレーで是非。続編読みたい。

永遠の0 百田尚樹

戦いの真実。あの時代、”生きようとしたこと”は果たして罪なのか?

永遠の0』は太平洋戦争、ゼロ戦、特攻をテーマにした百田尚樹のベストセラー小説です。太平洋戦争各地の戦闘状況やゼロ戦の性能、仕様などが克明に描かれており、相当な取材のあとが伺いしれます。戦地の悲惨さ、コマの様に使われた戦闘員達の無念さ。作者はこの物語を通じて先の戦争のリアルを伝えたかったのだと感じます。もちろん小説としても抜群に面白く(特に中盤から後半にかけて)、ラストシーンは今回の10冊の中でも間違いなくナンバー1です。

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真珠夫人 菊池寛

高速に展開する”通俗”と言われた小説古典

真珠夫人』は大正九年に発表された菊池寛の新聞小説です。当時の言葉では「通俗小説」と評されましたが、現代の目でみれば、わかりやすい娯楽小説です。文書が洗練されている為、古臭さも感じません。物語は前編と後編に分かれており、前編はまだ少女であった主人公瑠璃子を襲う悲しい運命と、その運命に挑み続ける姿を、後編はそこから数年後、真珠のように美しいことから「真珠夫人」と呼ばれるようになった瑠璃子の生き様を描きます。ある年齢以上からは昼ドラのイメージが強いかもしれませんが、小説の方が数倍面白いと思います。

本屋さんのダイアナ 柚月麻子

全ては本のようにはいかないけれど、いつもあの本が力をくれた

本屋さんのダイアナ』は”大穴”と書いて”ダイアナ”と呼ぶ名を付けられたキャバ嬢の娘と、幼い頃から何の不自由なく行きてきた綾子の二人の成長を描いた、ダブルヒロインの物語です。小3の時に同じクラスになったダイアナと綾子、お互い自分に無いものを持つ相手に惹かれ、すぐに無二の親友となります。しかし些細なボタンの掛け違いにより、二人は成長するにつれて、距離を置くようになりました。「赤毛のアン」をモチーフにした友情物語。

和菓子のアン 坂木司

休みの日の午後にのんびりに読みたい、あたたかい小説

和菓子のアン』は2010年に発売されたデパ地下を舞台にした坂木司のライトミステリー小説です。主人公梅本杏子(通称:アンちゃん)は高校卒業と同時にデパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めます。仕事を覚えていく中で、和菓子には1つ1つに秘められたストーリーがあることを学びます。そのストーリーを求めて来店する、様々なお客様とのエトセトラ。とにかくアンちゃんのキャラクターが秀逸。どうしても日テレの水卜アナを連想してしまいます。読了後、きっと多くの人が和菓子が食べたくなるでしょう。

<<下に続く>>

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君の膵臓をたべたい 住野よる

途中から涙が止まらない

君の膵臓をたべたい』は2016年の本屋大賞2位作品です。読了後の涙の量でいったら今回一番かもしれません。高校生のヒロイン桜良(さくら)は不治の病に侵され余命1年を切っていました。しかし自分の病気の事を誰にも告げず、残された日々をとにかく普段通りに明るく生きようとします。そんな折、たまたま病院で桜良と出会った”僕”は桜良の秘密を知ってしまいます。「誰にもいわないで」。とにかく何の情報も入れずに読んでみて下さい。泣き小説が好きな方にオススメです。

人間失格 太宰治

この本に出会えてよかった

人間失格』は太宰治の小説です。内容も、表現の美しさも全てにおいて心の底から出会えてよかったと思える本でした。誰もが感じたことがある人に対する恐怖、道化を見透かされた時の恥ずかしさ、怖さから目をそらすために安易なものに流れていく若さ…。主人公葉蔵は聡明であるが故に人一倍、そういった”恥”を感じてしまいます。また一度でも自分が演じてる道化を見透かされようものなら、自殺してしまいたいほど、自分を卑下します。年々自己への責めは大きくなり、ついに葉蔵を心を押しつぶしてしまいます。この本だけは毎年1年の終わりにこの本を読み返すことに決めました。

R帝国 中村文則

SF?リアル?読んでて怖さを感じさせる物語

R帝国』は中村文則のベストセラー近未来小説です。近未来の仮想国家の話なのでSFっぽい設定ですが、なぜか所々で、現実世界を感じさせ、そのデジャブ感がこの物語の真骨頂です。物語が進むにつれて明るみになる国家の暴走。平和な日々を過ごしていた、自分達の国はなぜ突然他国から戦いを仕掛けられたのか?まるで日本の近未来を予言しているような、虚構とリアルが入り混じった傑作でした。

そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ

ラストにほっこり涙させてくれる名作

そして、バトンは渡された』は血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった十七歳の女の子のお話。周囲は「きっと、つらい思いをしてる」と同情するが、例え血はつながっていなくとも、彼女は常にどの親からも大きな愛に包まれていた。2019年の本屋大賞にも選ばれましたね。特に子を持つ親におすすめかもしれません。ラストはほっこり涙させてくれる、名作です。

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