[156冊目]赤毛のアンをモチーフにした柚木麻子の名作と[155冊目]湊かなえの読ませ力

156. 本屋さんのダイアナ

辛い事があっても、再び立ち上がる強さを

本屋さんのダイアナ』は柚月麻子の”大穴”と書いて”ダイアナ”と呼ぶ名を付けられたキャバ嬢の娘と、幼い頃から何の不自由なく行きてきた綾子の二人の成長を描いたダブルヒロインの物語です。

小3の時に同じクラスになったダイアナと綾子、お互い自分に無いものを持つ相手に惹かれ、すぐに無二の親友となります。

しかし時の流れや些細なボタンの掛け違いにより、二人はしばらくして別の人生を歩むことになります。

もう会うこともないのかな

二人は歩み寄る機会を見つけられないまま、大人になってしまいます。

この感覚、誰もが経験したことありますよね。

2人のヒロイン以外にも二人の両親や小学校からの幼馴染、大人になって出会う人々など、それぞれのキャラがしっかり立っているので、読む人によって感情移入するキャラが違うかもしれません。

僕はダイアナの母、ティアラが好きでした。

うちはバカだけど、そがうちの個性じゃん。誰にも迷惑かけないで生きてるだけで、十分うち、がんばってるもん。うちはうちじゃん。オンリーワンじゃん。

人におすすめできる小説でした。

155. 告白

恐るべき復讐

告白』は港かなえのデビュー作で本屋大賞受賞作品です。

何のプロローグも無く、物語の1行目から異様な雰囲気で始まります。

どうやらここは教室。

そして生徒に向けてしゃべってるのは担任。終業式の様です。

その教師は1ヶ月前に最愛の娘を亡くした。そして本日を持って学校を辞める。

教師は演説の途中で驚くべき告白をします。

愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです

物語は全6章で構成され、第1章では教師であり母親の森口の目線、続いて各章で犯人、その家族など様々な登場人物が自分たちの目線で事件の真相について語っています。

森口の衝撃の復讐方法とは…

でももし自分も娘がこんな目に合わされたら、同じ様な事を考えるかもしれません。

湊かなえの”読ませ力”、凄いです。

他の作品も読んでみたくなりました。

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