[150冊目]西加奈子の歪な親子愛がテーマのおすすめ小説と[149冊目]APU学長の知的生産術

150. 漁港の肉子ちゃん

クライマックスにガツンとやられる

漁港の肉子ちゃん 』は2011年に発表された西加奈子の小説です。評判が良かったので「タイトル、凄いな・・・」と思いつつ読んでみました。

とにかく肉子ちゃんがガサツです。

デブで、ダサくて、だらしない肉子ちゃん。

何度も人に騙されてきた肉子ちゃん。

それでもまたすぐに人を信じる肉子ちゃん。

物語の前半は娘のキクリンの目線で、そんな肉子ちゃんについて描かれます。

貧しいながらも懸命に生きる肉子ちゃん。

意味不明な字解きをするくせに、表現力が乏しい肉子ちゃん。

すぐにオナラをするガサツな肉子ちゃん。

ぶぅぅぅっ

でもクライマックスでそんな肉子ちゃんは、とても愛すべき人であったことがわかります

ちゃんとした大人なんてんがんも、いねぇて。

サッサンの言葉が刺さります。

肉子ちゃんとキクリンのそれぞれの優しさが泣けてきます。

最終的に二人のことが好きになっちゃいます

(大阪弁もちょっと好きになります)

おすすめの1冊です。

149. 知的生産術

この人の元で学びたいと思わされる本

知的生産術』はライフネット生命の創業者で、今は立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さんが、旧時間労働の働き方から脱却し、生産性の向上を重視する働き方に変換する重要性を説いた本です。

70歳なのに「今」をわかってるなぁ』と感じました。

昭和期に日本が成長したのは、冷戦・キャッチアップモデル(先進国に追いつこう)・人口増加の3要素が揃っていたから。

しかし現代ではその要素は全て消滅しているのにかかわらず、多くの企業の経営幹部達は昭和型で育った為、未だ時間労働の概念から抜け出せないでいることも多い。

これからの若者は、日本は、とにかく知的生産性を重視しなければいけない。

その為に必要なのは教養よりリテラシー。言葉などを的確に理解・分析し、必要な情報を引き出し、活用できる能力。

そしてインプット

その為に本、旅、人いろんな新しい出会いを増やしてほしい。といった内容でした。

70歳なのに(失礼)、読む本についてはジャンルを一切問わず、マンガも含めてなんでも読む。読む基準は「おもしろいかどうか」の1点だけという著者の姿勢にはただただ学ばされることが多かったです。

70歳の方とは思えないほど今時の思考の持ち主で、この人の元で学べたら他の大学とは違う若者が生まれるかもしれないですね。

よい本でした。

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